タイのCOVID-19状況管理センター(CCSA)は22日の記者会見で、10月から予定されていた主要観光地5か所での外国人観光客の受け入れを、11月1日に延期する考えを示しました。
10月1日より受け入れ再開予定だった県
10月1日からは外国人観光客の受け入れ再開を予定していた県は、以下の通りです。
・バンコク
・ペッチャブリー
・プラチュワップキーリーカン
この5か所すべてが延期になるとのことです。
再開予定は11月1日
22日の記者会見では再開予定日を11月1日としています。
しかし、「各エリアの住民の70%がワクチン接種を終えるのを待って」という条件があるため、ワクチン接種が遅れれば、更に延期になる可能性もあります。
まとめ
タイのバンコク、チェンマイ、チョンブリー、ペッチャブリー、プラチュワップキーリーカンは10月1日より外国人観光客の受け入れを再開する予定と発表されましたが、後にバンコクのみ10月15日に延期と報じられ、それからわずか数日後には5か所すべてが11月に延期と発表されました。
「住民の70%がワクチン接種を完了すること」という条件があるため接種の進捗により変更があるのは致し方ないことでしょうか…。
一方で、日々の感染状況は受け入れ再開にほとんど影響を与えていないことが分かります。
記者会見のあった22日に発表された、タイでの新規陽性者は11,252人で死亡者は141人でした。新規陽性者数が連日2万人を超えていた頃よりは改善されていますが、まだ1日当たりの新規陽性者数は1万人超え、死亡者も100人~190人で推移しています。また、国全体としては減ってきているものの、7月から「プーケット・サンドボックス」を開始したプーケットでの新規陽性者数は横ばいとなっています。
なるべく早くワクチン接種が進み、今度こそ予定通りの再開ができるといいですね!