Bangkok Postは9月16日、タイ・バンコクの外国人観光客受け入れ再開が2週間ほど遅れると報じています。
バンコクの受け入れ再開はいつ?
以前の記事で紹介した通り、10月1日からバンコクを始め5つの県で外国人観光客の受け入れ再開が開始される予定でした。
しかし、バンコクのみ受け入れ再開を2週間遅らせ、10月15日より受け入れることになるということです。
Bangkok Postの報道の後のNNTの報道によると、タイのCOVID-19状況管理センター(CCSA)は「バンコクを含む一部の地域が10月から外国人観光客の受け入れを再開する件については、最終承認を得る前である。」と述べています。つまり、正式に承認され決定したものではないとのことです。
延期の理由は?
受け入れ再開できない理由は、バンコクの住民のワクチン接種が目標に届いていないためです。
外国人観光客の受け入れ再開には、住民の70%がワクチン接種を完了している必要があります。Bangkok Postによると、9月中旬時点でワクチン接種を完了しているのは住民の37%。70%に必要な残り33%は2回目の接種を待っている状態のため、外国人観光客の受け入れを再開できないとのことです。
今後の受け入れ態勢は?
タイは外国人観光客の受け入れ態勢について、そのプログラムの再構築を検討しています。
タイでは現在、プーケット・サンドボックスやサムイ・プラスで入国した場合でも、14日間は所定の場所に留まる必要があります。しかし、近い将来「検疫」を7日間に短縮し、8日目からはタイ国内を自由に移動できるようにする計画があります。
また、14日間で3回受ける必要のある、新型コロナウイルス検査の料金が8,000バーツに設定されていますが、検査の料金を下げる予定もあります。
まとめ
タイ政府観光局等の正式な発表はまだないようですが、どうやらバンコクの外国人観光客の受け入れ再開は延期される見通しのようです。CCSAの声明によると、他の県の10月再開も「承認されていない段階」だそうなので、チェンマイ等も本当に再開されるのかは今のところ不明です。タイの発表は二転三転することが良くあり、直前の決定・変更もあるので、決定後も運用が安定するまでは様子見が必要になりそうですね…。
バンコクはタイへ訪問する外国人観光客の玄関口でもあるので、バンコクが再開し、さらにプーケット・サンドボックスのように「7日間バンコクで過ごした後はプーケットやサムイなどに移動できる」となれば、観光客にとっても選択肢が豊富になってメリットも大きいと感じます。
早く目標を達成して、受け入れ再開できると良いですね!