岸田首相は8月24日、新型コロナウイルスの水際対策について、9月7日から入国前72時間以内の陰性証明の提示を免除することを明らかにしました。ワクチンを3回接種していることが条件となります。
現時点での水際対策
8月24日現時点で、日本入国時の検疫措置は滞在していた国の区分と有効なワクチン接種証明書の有無により異なります。
しかし、出国前72時間以内の陰性の検査証明書は、滞在していた国・地域に関わらず提出が必要となっており、旅行先の出国前検査で陽性となって帰国できない日本人旅行者が続発したことも話題となりました。
水際対策の大きな変更点
この検疫措置が、9月7日から変更されることが決定しました。
入国時に必須となっていた陰性証明書が、ワクチン3回接種を条件に免除となります!
海外でのPCR検査が不要になるため、手間を減らせると同時に旅行先で陽性が判明し帰国できなくなるケースも減少することが想定されます。
その他の変更点
1日あたり2万人の入国上限数については、一部報道で5万人に引き上げる案が出ているとされていますが、24日の会見では具体的な言及はありませんでした。後日正式決定時に何らかのアナウンスがある可能性もあります。
この入国上限数については、日本人旅行者が帰国する場合も該当します。上限数に引っかかり希望日に帰国できないというケースを避けるためにも、上限数が引き上げられるとより海外旅行へ行きやすくなるのかなと思います。
まとめ
今回の水際対策の緩和はとても大きな変更だと感じます。
これまでは陰性証明書を持っていないと日本への上陸すら出来ない状態だったため、海外旅行へ行くことに大きな壁を感じていた人も多いのではないでしょうか?
衛生状態の異なる国へ行くことに不安を感じる人はまだ多いとは思いますが、これをきっかけに少しずつでも行きやすい環境になるといいなと思います。