タイ政府は、国境再開の第2段階として10月1日からバンコク、チェンマイ、チョンブリー、ペッチャブリー、プラチュワップキーリーカンの各県で外国人観光客の受け入れを再開すると発表しました。
タイでは既にプーケットが7月1日から、スラーターニー県(サムイ島、パンガン島、タオ島)が7月15日から外国人観光客の受け入れを再開しており、これに続くものです。
外国人観光客受け入れ再開のスケジュール
2020年10月1日~
10月1日からは、上記の通り5つの県で外国人観光客の受け入れを再開します。
・バンコク
・ペッチャブリー
・プラチュワップキーリーカン
2020年10月中旬~
詳細な日程は決定していませんが、10月中旬には以下の21の地域が外国人観光客の受け入れ再開を予定しています。
(北部)
・チェンライ
・ランプーン
・メーホンソン
・ナン
・プレー
・スコータイ
(北東部)
・ブエンカン
・ノンカイ
・ウボンラチャタニ
・ウドンタニ
(西部)
・カンチャナブリ
・ラチャブリ
(東部)
・チャンタブリ
・ラヨン
・トラット
(中央地域)
・アユタヤ王朝
(南部)
・ナコーンシータンマラート
・ラノン
・サトゥーン
・ソンクラー
・トラン
2022年1月~
2022年1月からは、隣国とのトラベルバブルを条件に、国境沿い13県での外国人観光客受け入れを再開する予定です。
運用の詳細は要確認!
プーケットやサムイ等で先行して行われている、ワクチン接種完了者を対象とした外国人観光客の受け入れ。とうとうバンコク等へも拡大されることになりました。
しかし、「バンコク・サンドボックス」「チャーミング・チェンマイ」等それぞれ名称が異なり、具体的な運用方法も地域によって異なることになりそうです。
一部報道では「チャーミング・チェンマイ」はプーケット・サンドボックスのように観光客が県内を自由に移動できるものではなく、ツアー旅行になるとも伝えられています。
また、直前で詳細が変更になる可能性も高いため、利用の際は詳細をよく確認する必要があります。
まとめ
タイの感染状況は、一時と比べると良くなってきたように思います。しかし、現時点でも新規陽性者数は連日1万人以上、死者も1日あたり100~250人で推移しています。また、先行して外国人観光客の受け入れを再開したプーケットでも連日3桁の新規陽性者が出ています。
「外国人観光客の受け入れを再開=感染状況が良く安心安全」というわけではありません。タイも昨年のような水際対策を行うよりも、ワクチン接種を加速させて感染予防を行った上で経済を活性化させる方向に舵を切っているのでしょう。おそらく、今後の感染状況にかかわらず、外国人観光客の受け入れ再開は予定通り進められていくのではないかと予想しています。
この決定が今後どのような影響を与えていくかは分かりませんが、上手く機能していけば、日本から行けるようになる日が近くなるかも知れません。今後の状況を見守りたいと思います。