本日5月9日から、モルディブは一部の国からの入国について、規制を強化しています。
今回の措置に日本は含まれていませんが、今後の状況によっては対象国が増える・より規制が強化される可能性もあるため、注意が必要です。
対象国は?
今回、入国規制が強化されるのは南アジア諸国からの渡航が対象です。
南アジア諸国:アフガニスタン、インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン
規制内容は?
1.南アジア諸国から入国する旅行者は、有人島にあるホテルやゲストハウス等への滞在禁止(チェックインを停止)。
※無人島のリゾートホテルはチェックイン可能。
2.南アジア諸国からのモルディブへの労働許可者の入国を一時停止。
これにより、(モルディブ市民以外は)南アジア諸国からは無人島のリゾートホテル滞在者以外は実質的に入国できなくなります。
参照:Update on Travel Restriction for South Asian Countries - Visit Maldives
これまでの入国規制
5月8日までも入国規制はありましたが、対象国はインドのみでした。
(4月25日~5月8日まで、インドからの渡航に対する規制)
・インドからの旅行者 (インドでトランジットのため24時間以上滞在した人を含む)が モルディブに入国する場合、入国前92時間以内に行われたPCR検査による陰性証明書が必要。(予防接種を完了した人も含む)
・インドからの旅行者は、有人島のホテルやゲストハウスへのチェックイン不可。(4月27日から)
・インドからの旅行者は、モルディブ滞在後、帰国前にPCR検査を受ける必要があります。
・インドから到着したモルディブ市民と労働許可証保有者は、予防接種完了者も含め、到着後24時間以内にPCR検査を受け、10日間の検疫を受ける必要があります。検疫終了時に検査が陰性となると、検疫から解放されます。
まとめ
日本の感染状況も良くないですが、モルディブも感染状況の悪化により水際対策を強化せざるを得ない状態となっています。
モルディブは緊急事態宣言中で、規制の強化が急に始まることも多いのが特徴ですね。(今回の措置は5月8日発表、5月9日から有効)
今回の措置はインドを始めとする南アジア諸国の感染状況の悪化が背景にあると考えられますが、隣国インドでは1日当たりの死者が4,000人を超える状況、モルディブも増加傾向が続いています。
ワクチン接種が進んでいても、感染が落ち着くまでは時間がかかりそうですね。この状況だと、安心して海外旅行を再開することは、長期的に見てもまだまだ難しいのかなぁと感じます。
少しでも早く収束に近づくことを祈っています。