国内旅行の最大50%が補助される「Go To トラベル」ですが、一部の予約サイトで割引上限額・利用回数の変更が行われています。
内容を詳しく見ていきましょう。
割引上限額・利用回数を変更した予約サイト
・じゃらん
宿泊予約: 1人1泊あたりの割引上限額を14,000円→3,500円に減額。
(10月10日午前2時より)
回数制限、地域共通クーポンの上限金額は変更なし。
変更は宿泊予約のみで、航空券と宿泊をセットにしたじゃらんパックのほうは変更されていません。
クーポンの利用回数を「1人1回(国内宿泊:1予約1部屋、国内ツアー:1予約)」へ変更。(10月9日より)
上限金額(14,000円)等は変更なし。
宿泊予約: 1人1泊あたりの割引上限額を14,000円→3,500円に減額。
(10月10日午前2時30分より)
回数制限、地域共通クーポンの上限金額は変更なし。
国内宿泊ヤフープラン: 1人1泊あたりの割引上限額を14,000円→3,500円に減額。
回数制限、地域共通クーポンの上限金額は変更なし。
国内宿泊でもJTB・るるぶトラベルプランには変更はありません。
また、航空券と宿泊をセットにしたヤフーパック(国内宿泊+航空券)にも変更はありません。
Go To トラベルキャンペーンの販売自体を一時終了。
変更のない予約サイト
今後GoToキャンペーンを利用したい場合、変更のない予約サイトを利用するのが良いでしょう。
現時点で変更のない主な予約サイトは以下の通りです。
・ホテル公式サイト(STAYNAVIを通した割引適用)
・JTB
・アゴダ
一部の予約サイト、なぜ変更?
変更について、楽天トラベルでは「宿泊とツアーで”Go To トラベルキャンペーン”の適用に必要なクーポンが配布上限枚数に達した」としています。
こちらのコラムでも紹介されていますが、各旅行会社やオンライン旅行代理店には「給付金枠」というものがあり、各社の提出した取扱実績や販売計画をもとに給付金枠が設定されていると推測されます。
しかし、売れ行きが予想より好調の場合、この給付金枠を超えてしまうという事態になります。
それが原因となり、実際に瀬戸内海汽船やJR東海ツアーズではGoToキャンペーンツアーの販売終了や一部販売見合わせが行われています。
変更が行われたホテル予約サイトでも、これが原因ではないかと推察されます。
給付金枠の復活はあり得ない話ではありませんが、各社が申請を行ったとしても事務局による審査が必要になるため、復活まで時間がかかったり審査に通らない可能性もあり、確実とは言い切れないのが現状です。
まとめ
GoToキャンペーン、9月15日までの利用実績を見るとまだ余裕があるように見えますが…。
これはあくまで利用実績であって、各旅行会社やオンライン旅行代理店はすでに1月までの予約を受け付けているわけですから、給付金枠を使い切ってしまうという事態が起きていても不思議ではありません。
GoToキャンペーンの利用を考えている場合は、早めに計画を立てて予約することをお勧めします。