以前、タイでは「プーケットから外国人観光客の受け入れを再開する」等の発表がありましたが、結局それはなくなったようで…。
10月から「特別観光ビザ」により外国人観光客の受け入れを開始するようです。
その内容を見てみましょう。
「特別観光ビザ」とは
特別観光ビザ(STV)は長期滞在の外国人観光客向けのビザ。
最低滞在日数は30日必要ですが、最大90日間の滞在が可能となり申請料金は2,000バーツ(約7,000円)。ビザは2度延長でき、合計270日間の滞在が可能です。
ビザ取得には、旅行保険の加入や銀行口座に一定額の預金などが必要。
タイ到着時には指定の施設で14日間の隔離検疫が必須。隔離検疫の間、2度の検査を実施します。
特別観光ビザで入国する外国人観光客
タイの国営ニュースメディア National News Bureau of Thailand(NNT)は10月1日、今後「特別観光ビザ」でタイに入国する外国人観光客について報じました。
それによると、
・10月8日に150人の中国人グループがエアアジアのチャーター便でプーケットに到着。
・同日、7人の中国人ビジネスマンのグループがプライベートジェットでバンコクに到着。
・10月25日に中国から126人がタイ・スマイルのチャーター便でバンコクに到着。
・11月1日に北欧から120人がタイ航空でバンコクに到着。
と、現時点で4グループの到着が決定しているとのこと。
上記の外国人観光客らはプーケットの3つのホテルと、チョンブリ、ブリラムのそれぞれのホテルで隔離検疫を行うそうです。
まとめ
タイは以前、8月からの外国人観光客受け入れ再開を目指していたところから延期と変更を繰り返していましたが、とうとう?「特別観光ビザ」という形に落ち着いたようです。
ただ、最低滞在日数30日、14日間の隔離、隔離中の検査、コロナ対応の旅行保険必須とハードルが高い上に、現在のところタイへの定期便国際線はなく特別便のみなのでスケジュールも組みにくい、さらには日本に戻ってからも14日間の隔離等々…と考えると、日本から行くのはまだまだ難しいなと感じます。
現在のところ、主に中国人向けなのでしょうか…決定してからそれほど日数は経っていないと思いますが、既に中国からある程度の便が決定しているのが気になります。
この「特別観光ビザ」が今後どうなっていくのか、少しでも緩和していくことを祈りつつ、注視したいと思います。