りぞねこの子連れ旅行記

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タイ・プーケットの”サンドボックス”、日本からの渡航も対象に!

タイ・プーケットでは7月1日から、ワクチン接種済みの外国人観光客を隔離なしで受け入れる”サンドボックス”を開始しています。

resoneko.hatenablog.com

しかし、開始当初は日本から渡航する場合「ビジネス目的の渡航のみ対象」とされていました。それが7月6日、観光目的の場合も対象になるよう変更されました。

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サンドボックスに関する詳細につきましては在京タイ大使館のホームページに記載されています。変更の可能性もありますので、最新情報は各自ご確認をお願いいたします。

サンドボックスの利用条件

利用条件については以下の通りです。

タイ王国政府が定めた許可対象国・地域からの出発で、渡航日までの21日間以上、その国・地域で滞在していること。

渡航日の14日前までに、世界保健機関(WHO)もしくはタイ王国保健省が承認した新型コロナウィルスワクチン接種を規定の回数終えている人。また、ワクチン接種証明書(Certificate of Vaccination)の提示が必要。

※規定接種回数が2回のワクチンの場合、異なる種類のワクチンを組み合わせて接種した場合はワクチン接種が完了していると見なされません。

渡航前72時間以内に発行のRT-PCR検査による陰性証明書の提示が必要。

タイ王国政府が定めた位置情報追跡アプリをインストールし、プーケット滞在期間中は、このアプリを使用しなければなりません。違反した場合、プーケット14日間滞在後の他県への移動が禁止されます。

必要書類

・新型コロナウィルス感染症及び関連疾患の治療費を含む10万USドル以上の治療補償がある医療保険証(タイ滞在中の全期間、補償される保険に限る)

タイ王国政府の健康安全基準「SHA+(Safety and Health Administration Plus)」の承認を受けたホテルの支払済予約確認書

PCR検査予約確認書

・航空券

・入国許可書(COE)

※入国許可書(COE)オンライン申請システム https://coethailand.mfa.go.th/ より、渡航日の7日前までに申請手続きが必要。

注意事項

・日本からプーケットへの直行便はない

2021年7月現在、日本からプーケットへの直行定期便は運行されていません。バンコクスワンナプーム国際空港で乗り継ぐ場合、プーケットサンドボックス利用客専用のチャーター便を利用する必要がありますが、現時点で、日本とタイの直行定期便を運行する日系航空会社では、プーケットサンドボックス利用客専用のチャーター便との接続は行われていません。

日本の空港から第三国の空港を経由してプーケット国際空港に向かう(例:シンガポール航空により、日本の空港からシンガポール・チャンギ国際空港を経由してプーケット国際空港に向かう)ことは可能です。

・隔離等のリスクを考慮する必要がある

ワクチン接種を終えたからと言って、感染するリスクは当然ゼロではありません。自分が感染する可能性や、同じフライトに搭乗していた人が感染する可能性もあります。

現時点では、同じフライトに搭乗していた人が陽性となった場合、感染リスクが高いと見なされれば隔離が必要になります。実際、7月6日にサンドボックスUAEからエミレーツ航空を利用しプーケットに到着した外国人観光客1名の陽性が確認されましたが、その便に搭乗していた他の乗客も14日間の隔離検疫が必要になっています。

www.thaich.net

自分が陽性になった場合だけでなく、同じ便に乗っていたすべての人が隔離検疫の対象になるリスクを考慮する必要があります。

まとめ

タイは7月1日からプーケットでワクチン接種完了者を対象とした”サンドボックス”を開始、さらに7月15日からはサムイ島で”サムイプラス”を開始予定です。

プーケットでは7月1日から7日までの7日間で2,113人がサンドボックスによる外国人観光客の受け入れを行っており、現在のところ、到着時に陽性が確認されたのは1名のみとのことです。

その一方で、タイの新型コロナウイルス感染症陽性者は増加の一途で、7月9日発表では1日で新たに9,276人(過去最多)の新型コロナウイルス陽性者を確認しており、72人が死亡しています。重症・重篤者も日に日に増加しているようて、首都バンコクでは更に厳しい規制が行われる予定となっています。

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現地の医療体制も厳しいようで、タイへ渡航して万が一でも感染・発症してしまった場合に十分な治療が受けられるのか?という不安もあるようです。

首都圏では厳しい規制を行いながら外国人観光客の受け入れを進めるのは矛盾しているように見えますが、それだけ経済が危機的状況にあるということなのでしょう。この受け入れによって感染状況や経済状況がどのようになるのかは分かりません。

現状では、渡航のリスクや帰国時の制限の多さを考えると、日本からの渡航は現実的ではないなぁ…と感じます。早く状況が良くなり、行きやすくなることを願います。

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