タイ首相は10月11日の国民に向けた会見で、タイCOVID-19状況管理センター(CCSA)と保健省に対し、2021年11月1日から、ワクチン接種済みの低リスク国からの観光客に対する隔離検疫をなくすように指示したことを明らかにしました。
隔離検疫なく入国できるのは?
2021年11月以降に隔離検疫なく入国するためには、
・タイが指定した「低リスク国」からの出発であること
・指定されたワクチン接種を完了していること
・出発前にPCR検査を受けて陰性であること
・タイ到着後にテストを受けること
が必要になると伝えられています。
詳細は後日決定される模様です。
低リスク国は?
現時点で報道されている低リスク国は
・イギリス
・ドイツ
・中国
これらを含めた少なくとも10か国を対象に、11月から開始するとされています。
12月、2022年1月と、順次対象国を拡大する予定です。
公式の低リスク国については、後日発表される詳細を待つ必要があります。
低リスク国以外でも入国は可能
以前からお伝えしている通り、タイは7月1日からプーケット・サンドボックスを、7月15日からサムイ・プラスを開始し、特定の条件を満たせばタイへ入国可能になっています。しかし、この場合は一定期間特定の場所に留まる必要があります。
観光・レジャーの復活を目指す
タイ首相は外国人観光客の隔離なしでの受け入れ再開とともに、12月までにレストランでのアルコール提供禁止を解除すると述べています。
まとめ
タイはバンコク等の外国人観光客受け入れ再開を1か月延期したところですが、11月から低リスク・ワクチン接種完了者と限定的ではありますが、検疫なしで受け入れることを発表しました。まだ正式な決定ではないため、今後修正が行われる可能性もありますが、思い切った判断だと思います。
ただ、外国人観光客に依存していた部分も多いタイにとって、緩和していかないと経済的に苦しいという事情も大きいのでしょう。ワクチン接種が進んでいることも後押しして、このような判断が行われたのだと思います。
日本は低リスク国に入るのか現時点では分かりませんが、もし入るとしたら、よりタイへ行きやすい状況になりそうですね。日本帰国時の条件も合わせ、今後の状況を見守りたいと思います。