ハワイ州は9月16日の記者会見で、14日間の隔離を回避できる旅行前検査プログラムを10月15日から開始すると発表しました!
当初は8月開始予定も…。
ハワイ州は、渡航前の検査で陰性を証明できればハワイでの隔離を免除する、いわゆる「旅行前検査プログラム」を8月1日から開始する予定でした。
しかしハワイ州内の感染者増加により延期。10月以降になるとして、それ以降正式な日付の発表はありませんでした。
しかし、9月16日の記者会見で10月15日に開始となることが決定しました!
旅行前検査プログラムとは
ハワイ州では現在、すべての旅行者に14日間の自己隔離を義務付けています。
この「旅行前検査プログラム」では、ハワイ州が承認する新型コロナウイルス検査で72時間前までに陰性であることを証明すれば、ハワイでの自主隔離を回避することが可能とするものです。
プログラムの詳細
詳細は現時点では決定していませんが、記者会見で発表された内容は以下の通りです。
1.ハワイ州に到着するすべての旅行者(年齢を問わず)が旅行前検査プログラムの対象となる。
例えば0歳児の乳児であっても対象となります。
2.ハワイ州が承認している新型コロナウイルス検査は、CLIA(Clinical Laboratory Improvement Amendments)認証の研究所が行うアメリカ食品医薬品局(FDA)が認めたNAAT試験のみ。
現在のところ、薬局を展開するCVSとヘルスケア会社のKaiser Permanenteのみが可能ですが、将来他の検査も使用できる可能性があるとしています。
3.検査は「72時間前」としていますが、詳細は追って確認が必要。
各報道を見る限り「到着前72時間以内」のようですが、記者会見では発表する人によって「到着前72時間以内」「旅行前72時間以内」と少々内容が異なっており、今後発表される詳細を確認する必要があります。
4.旅行前検査プログラムによる検査費用は旅行者の負担。
記者会見によると、だいたい一人USD140ほどと推定されています。
5.ハワイ到着までに検査結果を得られない場合、結果が出るまで検疫に留まる必要がある。
6.現在ハワイの各空港では商用の検査は提供されていない。
このプログラムについて、詳細は近日中に発表される予定です。
ハワイ州のCOVID-19専用サイトも随時更新されているので、確認をお勧めします。
Travel - Hawai‘i State Department of Health: Information and Resources for Managing COVID-19
まとめ
観光産業を中心とした経済を活性化させる施策のひとつとして注目されてきた「旅行前検査プログラム」。
2度の延期を経て開始時期が決定したことは朗報と言えるでしょう。
有効となる検査機関が今後どのようになるのかが気になるところでしょうか…。
日本からはまだ旅行できる状況ではありませんが、以前から日本とのトラベルバブルについても検討されているようですし、トラベルバブルが作られれば日本向けの入国条件なども整っていくのでしょうね。
日本からも安心してハワイへ行ける日が一日も早く来ることを祈っています。