りぞねこの子連れ旅行記

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バリ島は外国人観光客の受け入れ再開を延期。2021年以降に。

バリ島は、9月11日からの外国人観光客受け入れを予定していました。

resoneko.hatenablog.com

しかしバリ州知事は、8月22日付で新たに署名された文書により「2020年末まで外国人観光客のためにバリ島が開かれることはない」と発表しました。

延期の理由について見てみましょう。

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バリ州知事によると、外国人観光客受け入れ再開の延期はインドネシア政府の中央政策に沿うために決定されたようです。

バリ島の観光再開の段階

以前の記事でも取り上げましたが、バリ島の観光再開には第一段階~第三段階があります。

第一段階(7月9日~):バリ島地元民を対象にした観光再開

第二段階(7月31日~):インドネシア国内すべてを対象にした観光再開

第三段階:外国人を対象にした観光再開

7月の段階では、第三段階を9月11日から開始する予定でした。

しかし、以下のことがネックとなっています。

受け入れ再開への懸念事項

1.インドネシアでは現在、外国人がインドネシアへ入国することを一時的に禁止する規制があり、現在も効力を持ったままだということ。

これは法律上の問題なので、規制を変更するなり例外規定を作るなりはできそうですが…バリ島のみ例外とするには問題があったり議論が間に合っていないという状態なのでしょうか。

2.インドネシア政府は、インドネシア国内の感染状況が現在も「レッドゾーン」であることを理由に、2020年末まで国民の海外旅行を禁止する措置を取っており、同様に国内への外国人観光客受け入れを2020年末までは再開できないとしていること。

おそらく、これが一番の理由でしょう。

インドネシアの場合は「外国人観光客を受け入れることで感染拡大したら…」ではなく、国内の感染状況が落ち着いていないために受け入れられないというのが現状です。

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インドネシアの感染状況

バリ島の感染状況は最近では1日50人前後で推移しているようですが、インドネシア全体では新規感染者数・死者数ともに高くなっています。

(8月24日時点)

新規感染者数:1,877名、死者数:79名

累計感染者数:155,412名、死者数:6,759名

www.worldometers.info

まずは国内観光客増加に注力

インドネシア政府もバリ島への外国人観光客受け入れ再開計画には強い支持を示しています。しかし、だからこそ「失敗できない」というのがあるのでしょう。

失敗した場合、インドネシアのイメージに悪影響を及ぼし、観光事業の回復に逆効果をもたらす可能性があるため、細心の注意を払って準備する必要があるとしています。

受け入れ再開の前段階として、まずは国内観光客をバリへ誘致することに焦点を当てるとしています。

まとめ

インドネシア国内からバリ島への観光は、予定通り7月31日から再開されています。

現在のところ、国内の他地域からバリ島へ入る際は、抗体検査かPCR検査陰性証明書の持参が義務付けられており、滞在中はアプリをインストールしGPSを常にオンにするなどのルールがあります。

そのためかは分かりませんが、開始当初は1日数千人が来島すると期待されていたものの、現在は平均して1日1,500人ほどのようです。

コロナ流行以前は1日2~3万人でしたから、それと比べると少ないのは仕方ないにしても、まだまだ「活気がある」とは程遠いようです。

経済のため、なんとか外国人観光客を受け入れたいところですが、国内全体の感染状況が落ち着かない中、国民は海外旅行できていないのに外国人は…という感情もあるでしょうし、まだまだ難しいようです。

www.traveldailymedia.com

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