一休.comふるさと納税は、宿泊予約サイト一休.comの加盟施設の中から、対象のホテル・旅館が割引になるクーポンを返礼品として受け取れる、ふるさと納税サイトです。
ここでは、一休.comふるさと納税クーポンの特徴や使い方、すでに予約済みのホテル・宿にあとから割引を適用する方法などをご紹介します。
*2024年6月28日付総務省発令の告示により、2024年10月1日以降で提供される「宿泊券等の返礼品」について変更がありましたので、その内容を反映しています。
一休.comふるさと納税とは
一休.comふるさと納税は、一休.com加盟施設の中から対象のホテル・旅館が割引になるクーポンを返礼品として受け取れる、ふるさと納税サイト。2022年10月にスタートしました。対象となる自治体と宿泊施設を順次拡大しており、2024年11月現在で掲載宿泊施設は1,200以上となっています。
ふるさと納税クーポンは、応援する自治体へ寄付するともらえるクーポンのことで、一休.comでの宿泊予約に使用できます。寄付金額の最大30%分のクーポンが返礼品として受け取れます。
一休.comふるさと納税の特徴
1.寄付額の30%分の割引クーポンがもらえる
一休.comふるさと納税では寄付額の30%分が、厳選された高級ホテルや旅館で使えるクーポンとして還元されます。
高級ホテルや旅館に特化しているのが強みで、アマネム、ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜、ザ・リッツ・カールトン日光など日本全国の厳選された宿泊施設で利用できます。普段は手の届きにくい贅沢な宿泊施設であっても、一休.comのふるさと納税クーポンを活用することでお得に予約できます。
2.返礼品クーポンの有効期限は5年間
一休.comのふるさと納税クーポンは通常、寄附完了後10分以内*に発行され、寄附日の5年後の同月末日が有効期限となります。楽天トラベルやJTBのふるさと納税クーポンの有効期限は3年であることを考えると、利用期間が長いのが利点です。*年末は、寄附手続きの集中により、通常よりも発行完了まで時間がかかる場合があります。
返礼品クーポンはオンライン上で発行される獲得型クーポンとなるため、日にちがあまりない旅行予約にも使うことができます。
3.既に予約済みの宿泊にもクーポンが使える
一休.comのふるさと納税の注目すべき点は、既に予約済みのホテル・宿であっても対象施設であればクーポンの事後適用(あとから割引)が可能*なところです。空室が少ないホテルやセールでお得になっているホテルを先に予約しておいて、後日ふるさと納税でクーポンを適用することができるのはとても便利だと思います。*一部適用できない場合があります。
もちろん先に寄付をして、後日予約するときにクーポンを適用することもできるので、年末に寄附だけして、年越し後にゆっくり予約することもできます。*年末は、寄附手続きの集中により、通常よりも発行完了まで時間がかかる場合があります。
4.会員ステージの利用実績対象になる
一休.comでは利用実績に応じた会員ステージがあり、規定の6か月間(4月~9月/10月~3月)での利用金額が5万円以上でゴールド会員、10万円以上でプラチナ会員、30万円以上でダイヤモンド会員となり、会員ステージによって異なる特典が用意されています。
ふるさと納税の寄付額は、全額利用実績に加算されます。そして返礼品の割引クーポンを利用して宿泊予約した場合もクーポン割引額を含む宿泊料金総額が利用実績に加算されます。
例えば、ふるさと納税で20万円を寄付し、会員ステージ規定の期間中にそのクーポンを利用して10万円のホテルに宿泊すると一気にダイヤモンド会員になれます。簡単に会員ステージアップが可能となるのは利点だと思います。
一休.comふるさと納税の注意点
メリットの多い一休.comのふるさと納税ですが、いくつか注意点もあります。
1.国内宿泊のみで利用可能
ふるさと納税クーポンが利用できるのは、国内宿泊のみです。一休.comには、国内宿泊以外にも日帰り・デイユース予約やレストラン予約、スパ予約、海外宿泊予約もありますが、これらには利用できません。
また、寄付した自治体すべての宿泊施設で利用できるわけではなく、寄付時に選択した宿泊施設のみにクーポンが利用できます。
2.予約時に使えるクーポンは1枚のみ
一休.comではクーポンの複数枚の同時利用はできず、他の割引クーポンとの併用もできません。1回の予約につき、1クーポンのみ利用できます。
3.ふるさと納税クーポンの利用部分はポイント付与対象外
一休.comでは利用額・会員ステージに応じて一休ポイントがもらえますが、ふるさと納税クーポンの利用部分についてはポイント付与対象外となります。ポイント付与はクーポン利用後の支払い金額のみが対象となります。
一休.comふるさと納税を使った予約方法
1.年間の控除対象となる寄付金額の上限を確認する
まずは自分の「寄付上限額」を把握することが重要です。上限額を超えて寄付してもその超過分に関しては控除が適用されず、自己負担がただ増えるだけになってしまうためです。
一休.comの控除上限額シミュレーションでは、家族構成と年収を入力するだけで、年間の控除対象となる寄付金額の上限を簡単に確認できます。
2.ふるさと納税の対象施設を探す
他にも方法はありますが、ここでは基本となる、ふるさと納税の対象施設からホテル・宿を決めて予約する方法を紹介します。
一休.comのふるさと納税にて、ふるさと納税の寄付先、つまり宿泊したいホテルを探します。寄付先の探し方としては、エリアで探す方法と自治体から探す方法があります。
3.寄付先の自治体(宿泊施設)と寄付金額を決定
決定した宿泊施設のページで、寄付金額を入力します。
2024年6月28日付総務省発令の告示により、2024年10月1日以降で提供される宿泊券等の返礼品については、割引制限ありとなしの2種類の割引クーポンが存在します。
割引制限ありのクーポンとは「1名1泊あたり割引できる金額:50,000円まで」の割引上限額が設定されているクーポンで、割引制限なしのクーポンはそのような制限がないクーポンです。割引制限ありのクーポンの場合は、宿泊施設ページにて「割引制限あり」というラベルが表示されます。
割引制限のある施設の場合、寄付額の決定時に割引制限に引っかからないかどうかを確認する必要があります。
4.内容を確認し寄付を申し込む
「寄付手続きに進む」をタップ・クリックすると、ふるさと納税の詳細に関する設定画面に進みます。
「ワンストップ特例申請書の送付について」にて、ワンストップ特例申請をおこなう場合は「希望する」、確定申告をおこなう場合は「希望しない」を選択します。*ワンストップ特例制度とは、利用可能条件を満たす場合、確定申告せずにふるさと納税による寄付金控除を利用できる制度です。
内容を確認し、「寄付を申し込む」をタップ・クリックします。
寄付が完了すると、通常10分以内*にクーポンが発行され、マイページの利用実績にも寄付額が反映されます。*年末は寄附手続きの集中により、通常よりも発行完了まで時間がかかる場合があります。
5.予約入力画面からクーポンを選択して予約
ふるさと納税クーポンは「獲得型」として自動的にアカウントに紐付けられます。
一休.comへ移動し、ふるさと納税で選択したホテルから宿泊プランを選択します。
次に、予約入力画面で「獲得済みクーポン」のプルダウンメニューから該当する返礼品クーポンを選びます。
最終確認画面でクーポン割引が正しく反映されていることを確認してから、予約を確定します。これでふるさと納税クーポンを利用した宿泊予約が完了します。
あとから割引の適用
ふるさと納税対象施設であとから割引の適応が可能の場合、予約内容の確認画面(予約詳細)に「寄附をしてクーポンを適用する」ボタンが表示されます。 *あとから割引適用ボタンは、チェックイン日の前日24時まで表示されます。
ボタンをタップ・クリックした後に表示される画面にて寄附金額を選択することで、割引クーポン適用後の支払い金額が表示されます。クーポン適用後の支払い金額や付与ポイント数を確認し、「寄附手続きへ進む」をタップ・クリックします。
寄附(ふるさと納税)に必要な情報を入力し、寄附確認画面での内容を確認し、「同意する」にチェックを入れ、「寄附の申込みとクーポン適用をする」をタップ・クリックします。これであとから割引の手続きが完了します。
まとめ
一休.comのふるさと納税クーポンは、個人的に、あとからでもクーポンを適用できるところに最大のメリットがあると感じます。
一休.comではたびたび割引率の大きなセールが開催されるため、セールでお安く予約しておいて、後日ふるさと納税で割引クーポンを適用するというのが一番良い方法なのかなと思います。