観光庁は3月25日、都道府県が実施する観光需要喚起策「県民割」(地域観光事業支援)について、4月1日より支援対象を同一の地域ブロックにある都道府県に追加すると発表しました。それに併せた運用変更についても発表しています。
「県民割支援」の支援対象範囲の拡大
これまでは
①県民による県内旅行
②隣接都道府県からの旅行者による県内旅行
が支援の対象でしたが、4月1日からは
③地域ブロック内の都道府県からの旅行者による県内旅行
が支援対象として追加されます。
③地域ブロックとは、以下の6ブロックとなり、居住地のブロック内の旅行であれば支援対象範囲となります。
地域ブロック内の旅行については、それぞれの都道府県間の同意が必要となります。
支援期間の延長
県民割支援の期間が令和4年4月28日宿泊分(4月29日チェックア ウト分)まで延長されます。
利用条件の変更
これまでは、県民割の利用条件はワクチン2回接種済み、もしくは新型コロナウイルス感染症の検査結果が陰性であることが条件でした。
4月1日以降は、ワクチン3回接種済み、もしくは新型コロナウイルス感染症の検査結果が陰性であることが条件となります。
ワクチン接種が3回完了していない場合、陰性の検査結果を提示しなければ支援は受けられませんので、注意が必要です。
※ただし、同一県内旅行の場合は知事判断により従前の運用(ワクチン接種歴(2回)または検査結果)も可能ですので、居住地の運用をご確認ください。
その他の支援要件
割引率や支援停止要件等は変更ありません。
まとめ
3月15日の記者会見で、斉藤鉄夫国土交通相は「GoToトラベル」について、都道府県が行う住民向けの旅行割引支援「県民割」の対象を拡大した後に再開する方針を明らかにしていました。
今回その県民割の対象拡大が正式に決定しましたね!これでGoToトラベル再開へ一歩前進したことになります。
今回の運用変更を考えると、GoToトラベル再開時も「ワクチン接種3回完了または陰性の検査結果」という条件が付きそうですね。ワクチン接種は現在のところ、2回目接種から6か月以上後に3回目を接種することとなっているので、2回目接種から6か月未満の人は検査結果を提出しなければならないという点がネックでしょうか…。
GoToトラベルの再開は早くてもGW後となりますが、このまま順調に再開まで行けるといいですね!
参考記事