タイ首相は10月11日の会見で、ワクチン接種済みの低リスク国からの観光客に対する隔離検疫をなくすように指示したことを明らかにしていました。
10月21日、タイ外務省は受け入れ対象となる46カ国を発表。対象国一覧の中に日本が含まれています。日本から渡航するワクチン接種完了者は、11月1日より隔離検疫なしで入国が可能になります。
対象国はどの国?
10月11日の会見時は「少なくとも10か国」ということでしたが、現在の対象国は以下の46か国となっています。対象国には日本も含まれています。
隔離検疫なしで入国する条件は?
上記の国から隔離検疫なしに入国するためには、以下の条件を満たす必要があります。
1.タイ保健省が低リスク指定した国から航空便で到着すること。
2.渡航する少なくとも14日前までに認定された新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、それを確認できる証明書を持っていること。
3.タイ到着前72時間以内に実施されたPCR検査の陰性証明を持っていること。
4.最低5万USドルの健康保険に加入していること。
5.到着日のホテル(SHA+ もしくは AQ 認証ホテル)を予約していること。
6.空港到着時に専用アプリをダウンロードしてインストールし、空港到着後24時間以内にPCR検査を受けること。
7.PCR検査結果が陰性であることを確認した後に、隔離なしでの移動が可能になること。
隔離検疫なしでどこへ行ける?
隔離検疫なしで入国できるとは言え、タイ国内すべての地域へ行けるわけではありません。訪れることができる場所は以下の通りです。
・バンコク
・スラトタニ(サムイ、パンガン、タオ)
・クラビ(県全土)
・パンガー(県全土)
・プラチュワップキーリーカーン(ホアヒン、ノーンケー)
・ペッチャブリー(チャアム)
・チョンブリ(パタヤ、バンラムン、ジョムティエン、バンサライ、シーチャン島、シラチャ)
・ラノーン(パヤーム島)
・チェンマイ(ムアン、メーリム、メーテーン、ドーイタオ )
・ルーイ(チェンカーン)
・ブリラム(ムアン)
・ノンカイ(ムアン、シーチェンマイ、ターボー、サンコム)
・ウドンタニ(ムアン、ナーユーン、ノーンハーン、クムパワーピー、バンドゥン)
・ラヨーン(サメット島)
・トラート(チャーン島)
まとめ
ワクチン接種完了、到着前と到着後のPCR検査、到着後のPCR検査で陰性が確認されてから隔離検疫なしで移動できるようになります。他にも訪れる場所に制限がある等、まだまだコロナ以前と比べると制約が多いものの、これまでは最低でも7日間一定の場所に留まる必要のあったため、大きく緩和されたと感じます。
タイは現時点で国民の70%超がワクチン接種を完了しているとのことで、タイ政府は11月からの緩和に問題はないと判断しました。
日本も対象国に含まれているので、日本からタイへ入国するハードルは大きく下がりました。あとは日本帰国時の規制次第ですね…。日本側の規制緩和が今後どうなるか、まだまだ分からないため、すぐに行ける状況になるとは限りませんが、来年には行きやすくなって欲しいなぁと思います。