モルディブは7月15日から1島1リゾートのリゾートホテルが観光業を再開し、先月10月15日からはローカル島の観光業も再開しました。
そんなモルディブのリゾートホテルでクラスターが発生、同ホテルは観察措置(移動制限)が行われています。
ホテルでクラスター発生
報道によると、ダール環礁にあるカンディマ・モルディブにてクラスターが発生。陽性者は17名で、すべてリゾートスタッフとのことです。同ホテルは他の感染者がいないか引き続き調査中です。
10月30日にCOVID-19により亡くなった60歳のモルディブ人は、このホテルスタッフだったそうです。
ホテルは観察措置に
クラスター発生を受けて、カンディマは観察措置になりました。
11月1日以降にチェックイン予定だった観光客は、この観察措置が解けるまでチェックインできません。
チェックアウト予定の観光客は、陽性になった従業員と接触がなく、PCR検査を受けて結果が陰性の場合のみホテルを出ることが認められるそうです。
ランダム検査でクラスターが発覚
今回の検査はランダムに実施され、その結果検査を受けた20名のうち17名が陽性となりました。
一部のリゾートホテルでは独自にスタッフにPCR検査をするところもあるようですが、ほとんどのホテルでは行われていません。
現在もモルディブの感染状況は落ち着いていませんし、入国時に陰性証明書の提出が必須となった後もリゾートホテル内での感染者が報告されています。11月1日時点、27のリゾートホテルにて35名の観光客、81名の従業員の感染が分かっています。
今回のクラスター発生を受けて、他のホテルでもランダム検査が行われる可能性があります。
まとめ
7月15日の観光業再開から3か月以上経ちますが、リゾートホテルでのクラスター発生が発覚したのは今回が初めてです。
そして今回ホテルが観察措置に入ったことで、実際に観光客の移動制限が行われています。
withコロナの旅行では急なフライトキャンセルや急な入国条件変更など、不安となる要素が多いですが、モルディブではさらにホテルの観察措置によるチェックイン不可(ホテル変更を余儀なくされる)、チェックアウト不可(延泊による予定変更)もあることを念頭に置いておく必要があるでしょう。