観光庁は7月10日、Go Toトラベル事業の運営業務をツーリズム産業共同提案体に委託することを企画競争の結果、決定しました。
また同日、赤羽一嘉国土交通大臣は定例会見で「Go Toトラベルキャンペーン」を7月22日から先行実施することを明らかにしました。開始時期を大幅に前倒し、7月22日以降に開始する旅行から対象となり、まずは旅行代金の割引のみを先行的に開始するとのことです。
発表された内容を見てみましょう。
※7月18日に更新したブログ記事をこちらに組み込みました。
- Go Toトラベル事業の運営業務委託先が決定
- Go Toトラベル事業の内容
- 7月17日発表の見直し内容
- 7月22日~先行実施分の内容は?
- 割引価格での販売はいつから?
- 既に予約した分は対象になる?
- まとめ
- 参考記事
Go Toトラベル事業の運営業務委託先が決定
企画競争の結果、Go Toトラベル事業の運営業務をツーリズム産業共同提案体に委託することが決定しました。
ツーリズム産業共同提案体は、日本旅行業協会、全国旅行業協会、日本観光振興協会、JTB、KNT-CTホールディングス、日本旅行、東武トップツアーズから構成され、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本旅館協会、日本ホテル協会、全日本シティホテル連盟、リクルートライフスタイル、楽天、ヤフーが協力するものです。
企画提案書はツーリズム産業共同提案体のほか4つの社・団体が提案していました。
Go Toトラベル事業の内容
Go Toトラベルキャンペーンは、旅行代金の半額、1人1泊あたり最大2万円相当(日帰り旅行については1万円が上限)を政府が補助する取り組み。そのうち7割が旅行代金の値引き、3割を旅行先で利用できるクーポンとして配布します。
7月17日発表の見直し内容
※7月18日追記分
1. 宿泊者代表が東京都在住、東京都内を目的地・東京エリア発着の旅行を対象外
ただし、「経由」のみはOK
2. 本人確認と検温の義務化
3. 以下のような団体旅行は控えること
・「新しい旅のエチケット(旅行連絡会 協力:国土交通省・観光庁)」の遵守が難しい団体による旅行
・り患した場合の重症化リスクが高い、高齢者などを伴う団体旅行
・3密の発生が危惧される、飲酒を含む宴会等を伴う予定がある旅行
対象外以外のツアーや宿泊については、7月22日から予定通り対象となることとしています。
しかし、感染状況が日々大きく変化するため、対象・対象外の範囲が今後変化する可能性についても言及されています。
7月22日~先行実施分の内容は?
開始時期を大幅に前倒し、7月22日以降に開始する旅行から対象となります。
しかし、先行実施分については旅行代金の割引のみが対象になり、「旅行代金の35%相当の割引」として実施されます。
地域共通クーポンについては一定の準備期間が必要となるため、9月以降に開始する旅行から対象となります。
割引価格での販売はいつから?
割引価格での旅行の販売は、7月27日以降に、旅行業者や予約サイト、宿泊施設の予約システムなどで、準備が整った事業者から開始されます。
既に予約した分は対象になる?
既に予約しているものに対しても、7月22日以降に開始する旅行に関しては対象になります!
旅行者は旅行後に、申請書と領収書、宿泊証明書、個人情報同意書を事務局に郵送やオンラインで申請し、割引分をクレジットカードへの返金か銀行振り込みで還付する手続きを行う必要があります。地域独自の観光キャンペーンとの重複適用も認めるとしています。
まとめ
当初は7月上旬からの開始を目標としていただけに、「いつから始まるのだろう?」と思っていた人も多いのではないでしょうか?トラベル事業のみではありますが、とうとう開始時期が決まりましたね!
先行実施分については旅行代金35%相当割引のみとなりますが、お得に旅行できるいい機会になりますし、特にGW中に緊急事態宣言下で営業できなかった旅行業界には朗報となったのではないでしょうか?
まだまだ感染状況を気にしながらの旅行ではありますが、感染を防ぎつつ楽しめる旅行を旅行業界・個人ともに考え、それが浸透していくようになればいいなと思います!