モルディブ政府は7月15日からの観光業再開を決定しましたが。
観光客が留意しておかなければならない条件や注意事項についても公表されました。
モルディブ旅行の際の留意点
・7月15日から観光業再開。リゾートホテルへの滞在が可能に。
・ローカル島などにあるゲストハウスやホテルは8月1日から滞在可能に。
・パンデミック以前と同様、到着時に30日間のビザが無料で取得できます。
・PCR検査や検疫は必要なし。ただし健康申告書の提出は必要になり、スクリーニングによりCOVID-19が疑われた場合は自己負担でのPCR検査が必要になります。
・観光客は基本的に1施設(1島)のみ滞在可能。複数のホテルへの滞在不可。
・モルディブ出国時に希望者はPCR検査を受けることが可能。※後述あり
観光ガイドラインについては以前こちらでも記事にしています。
また、より詳細なガイドラインはモルディブ観光庁ホームページで見ることができます。
モルディブでは入国時のPCR検査は必須ではありませんが、出国時には希望者にPCR検査を実施するとしています。
これはなぜか?というと、次のニュースと関連しているのです…。
モルディブ、中国向け'fast lane'を開始
モルディブ政府は23日、旅行者のための'fast lane'を中国との二か国間で開始すると発表しました。
モルディブは7月15日の国境再開よりすべての国から入国できることになりますが、今回のfast laneによりモルディブから帰国する中国人も、中国での14日間検疫が必要なくなります。
その代わり、モルディブ出発前48時間以内のPCR検査結果と中国入国時のPCR検査が必要になるとのこと。
モルディブ政府は中国を皮切りに、他の国とも同様の取り決めをしたいと考えており、各国と模索しているようです。
前項の「希望者にPCR検査実施」を定めているのは、このfast laneの拡大を前提としているのでしょう。
まとめ
モルディブの観光業再開日が決まり、詳細なガイドラインも決定されたことで、リゾートホテルの再開など急速に動き出したように感じます。
観光業再開日と同日に営業再開するホテル、営業再開日を8月~11月としてしばらく様子見をするホテルと、ホテルによっては対応が分かれているところですが、流動的とはいえ見通しが立っただけでもモルディブ経済には朗報でしょう。
しかし、モルディブへの入国は可能になっても帰国時に14日間の検疫が必要になることがネックになる、というのは日本以外の国も同様のようですね。
モルディブ政府も、外国人観光客を増やすには帰国後の検疫免除は必須と感じているようで、中国以外の国にも働きかけるとしていますが、感染防止・水際対策を考えると日本が対象となるかは…うーん、どうなんでしょうか。
モルディブへの国際線を再開させる国にはインドやトルコなど感染が落ち着いていない国も多いですし、中国でも感染が再拡大しているようですし、モルディブの方針が吉となるか凶となるかは分からないなと感じます。
日本からはまだまだ行けないモルディブですが、できれば来年は行けるようになってほしい!と希望を持ちつつ、今後の動向を見守りたいと思います。