モルディブで数々のリゾートを運営する「アトモスフィア・ホテルズ」は、ジュメイラがこれまで運営していたリゾートを新たに「OZEN Reserve Vittaveli(オーゼン・リザーブ・ヴィッタヴェリ)」としてオープンさせると発表しました。
ドバイ資本のジュメイラは完全撤退
ドバイ資本の高級ホテル・ジュメイラは2011年にモルディブ初のリゾート「ジュメイラ・デヴァナフシ」をオープン。その翌年の2012年には、以前「ボリフシアイランド」だった島に2件目の「ジュメイラ・ヴィッタヴェリ」をオープンさせました。
しかしデヴァナフシを2017年に手放し(現在はラッフルズが運営)、今回ヴィッタヴェリを手放したことで、完全にモルディブから撤退することになります。
ヴィッタヴェリは水上ヴィラにスライダーを付けたり、モルディブ初のスケートリンクを備え、スケートリンクのオープンイベントにはロシアのフィギュアスケート選手・エフゲニー・プルシェンコ氏を招待するなど大胆な方針で注目を浴びていましたが、(特に雨季の)集客に苦しんでいるのかな?と感じることもありました。
拡大を続けるアトモスフィア・ホテルズ
逆にアトモスフィア・ホテルズはモルディブでの開発に積極的で、2013年に「アトモスフィア・カニフシ」、2015年に「オーブルbyアトモスフィア・ヘレンゲリ」、2016年に「オーゼンbyアトモスフィア・マードゥ」、2018年に「オーブル・セレクトatサンゲリ」、2019年には「ヴァルbyアトモスフィア」をオープンさせています。
新たに追加する「オーゼン・リザーブ」はオーゼンブランドの中では最上級の位置になるようです。今年10月のオープンを予定していますが、ジュメイラ時代とはどのような風に変わるのか注目したいと思います。