イタリアは旅行解禁を決定!今後の海外旅行は!?
イタリアでは6月3日から出入国制限を解除すると発表。同日に国内の移動制限も解除されます。
当面はEU内の旅行者限定となるようですが、ビジネス目的だけでなく観光目的でも移動できるようになります。
現在、世界中の国境を徐々に開いて行こうと世界各国で検討されていますが、その内容はどのようなものでしょうか。
いくつか例を挙げてみていきたいと思います。
各国の旅行解禁は?
まず、自国民の旅行解禁についてです。
日本は39県で緊急事態宣言が解除されたところですが、まだ県をまたいでの移動は控えるよう要請されています。
また、ビジネス目的での海外渡航は条件付きで緩和されることが検討されていますが、観光目的の渡航は「かなり遅い段階となる」としており、当面不可能と思われます。
欧米諸国と比較し感染を抑えられているオーストラリアも、観光目的の外国への渡航には慎重で、2020年末まで解除されない可能性も示唆しています。
個人的にはイタリアの渡航制限解除は早すぎるのでは…と思いますが、今年いっぱい解除されないほどの状況が続くのもつらいなぁ、と感じるところです。
観光業の再開は?
モルディブの観光業再開については、以前にも書いた通りですが…。
例えば、こちらも観光業が盛んなタイ。
タイは現時点で段階的に規制が解除されているところですが、5月末まで外国人の入国は原則できません。
【5月17日追記】タイは国際線の受け入れ禁止措置を6月末まで延長しました。
ただ、今後富裕層を対象に、限定した地域から旅行を解禁していく方針のようです。
外国人の入国制限解除は未定ですが、タイ国際航空は7月からの国際線再開を発表しており、もしかしたら7月が一つの目安となるかも知れません。
また、日本からの観光客も多いハワイの観光業再開は「楽観的予測で今年7月末」と予測されています。
空港やフライトはどう変わる?
搭乗まで4時間!?
移動制限が解除され、安心して飛行機で移動するための方法が模索されていますが、Forbesの記事によるとチェックインから搭乗に最大4時間かかることになると予測されています。
ソーシャルディスタンスの維持、乗客や荷物の消毒、搭乗待ち・搭乗中の行列に必要なスペースの増大などで、従来よりも大幅に時間がかかるだろうと考えられています。
その他、出発時に検討されているものとしては、
・キャビン・バッグの禁止
・ラウンジの閉鎖
・自動アップグレードの中止
・マスクに手袋の装着
・セルフ・チェックインとセルフ・バッグドロップオフ
・抗体証明書
・空港での血液検査
・消毒用のトンネル設置など
また、空港には搭乗券を持った人以外は入れないようにすることも検討されているそう。
フィリピンなど一部の空港では(コロナではなく保安上の理由で)すでに実施されていますが、日本ではあまり馴染みがないですよね。空港のシステム自体も大きく変わるのかも知れません。
搭乗時、また機内では?
搭乗する際には、タッチレスの顔認証システムが取り入れられることが検討されています。
機内では座席のブロック、静電気のイオン伝道剤スプレー、クルーの防護服着用、マスク着用が検討されています。マスクについては、多くの航空会社ですでに乗客の着用も義務化していますね。
機内食は短距離フライトではなくなり、長距離フライトでは軽食のみになると予測されています。
到着後のプロセスは?
到着後は抗体証明書、(ワクチン開発後は)ワクチン証明書の提示が必要になることが予想されます。または体温測定後に血液検査をする必要がある可能性も。
ワクチンができて世界の数十億人が接種できるようになるまで時間がかかることを考えると、今後こういった「新たな規制」が基準化されていくと思われます。
まとめ
コロナウイルスによって大きく変わってしまった日常。
旅行業界や航空業界も同様で、特に航空業界ではパンデミック以前の水準に戻るのは早くても2025年と予測されています。
旅行に関しても、まずは国内旅行から、そして近距離の外国、やがて長距離の外国へと徐々に徐々に戻していくと予測されています。
日本でも、緩和するにしてもまずは県と県の移動から、そしていくつかの国への制限緩和、となっていくのではないでしょうか。
当たり前のように多くの国へ旅行へ行けたのが、遠い昔のように感じてしまいますね。
ワクチン等が開発され、また堂々と旅行へ行ける日が来ることを心待ちにしています。
まあ、まずは国内かな…?笑